キャリアアップや転職・就職に役立つ資格! ~衛生管理者とは?~

就職衛生管理者は“一定以上の事業場に選任が義務付けられている資格”です。
企業でも非常に重視されている資格の一つで、衛生管理者は企業の業種を問わず注目されています。
衛生管理者は、管理職として必要になる資格であることに加えて、安定して需要のある資格であることから、求人が絶えず、転職に有利なとも言われているのです。

「衛生管理者を取得することで、どのような仕事に就けるのか?」
「衛生管理者を取得することで、どのような業務を行なうのか?」

人気の資格、衛生管理者に対する疑問について詳しくご紹介しましょう。

■衛生管理者とはどのような資格?

・衛生管理者とは?

衛生管理者は、労働安全衛生法によって定められた国家資格です。
衛生管理というと少々分かり難い名称ですが、職場の労働環境や衛生環境などの改善などを行うというのが衛生管理者の仕事になります。
一定の規模以上の事業場において資格所有者を選任することが義務付けられています。

選任の義務のある事業場の規模について紹介しましょう。

  • 50人~200人…1人
  • 201人~500人…2人
  • 501人~1000人…3人
  • 1001人~2000人…4人
  • 2001人~3000人…5人
  • 3001人以上…6人

衛生管理者は、上記の規模以上の事業場で選定が定められています。
一定の規模の事業場で必要になる資格である衛生管理者は、比較的に需要のある国家資格として人気を集めている資格です。

・衛生管理者には取得のための実務経験が必要

衛生管理者には“取得のための実務経験”が必要になります。
衛生管理者を取得のための実務経験について具体的に紹介しましょう。

  1. 健康診断実施に必要な事項又は結果の処理業務
  2. 作業環境の測定等作業環境の衛生場の調査業務
  3. 作業条件・施設等の衛生場の改善の業務
  4. 労働衛生保護具・救急用具等の点検及び整備の業務
  5. 衛生教育の企画・実施等に関する業務
  6. 労働衛生統計の作成に関する業務
  7. 看護師又は准看護師の業務
  8. 労働衛生関係の作業主任者としての業務
  9. 労働衛生関係の試験研究機関における労働衛生関係の試験研究の業務
  10. 自衛隊の衛生担当者・衛生隊員の業務
  11. 保健所職員のうち、試験研究に従事する者の業務
  12. 建築物環境衛生管理技術者の業務
  13. その他

以上のような実務経験が必要になります。
実務経験の業務名を見ると少し難解な気もしますが、比較的に簡単な実務経験も存在します。

【比較的簡単な実務経験】

「項目2」に関しての“作業環境の測定”という実務経験はエアコンの温度調整や加湿器の設定など比較的に簡単な業務も含まれており、「項目4」の“衛生保護具・救急用具”という項では職場の手洗い石鹸の管理や職場の応急箱の管理なども含まれます。
衛生管理の実務経験は、特別なことでだけではなく、普段の業務で行なえるものでも実務経験としては十分です。

・衛生管理者の仕事とは?

衛生管理者の資格を取得した後に、衛生管理者として選任を受けた場合にはどのような仕事を行なうのでしょうか?
衛生管理者の仕事は、労働者の健康被害を防止するための“労働環境の管理”を行ないます。
具体的には、“労災の防止に係わる基準の確立と実行”、“職場の労働環境改善のための意識向上”などです。
衛生管理者には職場改善のための権限が与えられ、職場環境に問題があった場合には状況を改善することが必要になります。

・衛生管理者の求人

衛生管理者の資格は転職に対して多少は有利になりますが、基本的には現在の職場でのスキルアップのための資格です。
衛生管理者の資格所有者は、信頼性のある人物というイメージが強いため「衛生管理者待遇」という求人も珍しくはありません。
特に様々な業種の衛生管理を行なうことのできる『第一種衛生管理者』は、非常に重宝される資格といえるでしょう。
多くの会社では社内で管理職希望の人員に取得させるということもあり、衛生管理者は『管理職には必須となる資格』という側面を持っています。

■衛生管理者が生かせる職業とは?

・第二種衛生管理者は業種が限定される

衛生管理者には『第一種』と『第二種』があり、それぞれ管理できる職場が限られます。
第一種に関しては、どのような職場であっても制限無く衛生管理者となることができる資格です。

一方、第二種は有害業務と関連の薄い業務に対して衛生管理者となることができます。
第二種衛生管理者の業務範囲は、『通信情報業』『金融・保険業』『卸売・小売業』など、有害業務と関連の薄いものです。
第二種衛生管理者資格には非常に限定的な資格であるため、キャリアアップや転職のために資格取得を目指しているという場合には、第一種の取得を目指しましょう。

・衛生管理者は必要不可欠

衛生管理者は一定の事業場において選任が法律で義務付けられています。
衛生管理者の選任義務を怠った場合には罰金などの罰則もあり一定の会社には必要不可欠な資格であるといえるでしょう。

衛生管理者の選任は50人以上の事業場の規模を持つ会社に義務付けられています。
資本金や出資総額などに左右されず、50人を越えた時点で選任が義務付けられるので、中小企業に該当する企業でも衛生管理者を必要となることがあります。
衛生管理者は一定規模の会社には不可欠な存在で、業種を問わず注目されている資格なのです。

■資格手当や昇給につながることも

・衛生管理者は昇給・キャリアアップにつながる資格

衛生管理者は、事業場内の衛生や安全を管理するという役割があるということから『管理職には欠かせない資格』という側面を持っています。
管理職には必ず衛生管理者を取得させるという企業もあり、衛生管理者の資格を取得することで昇給やキャリアアップに繋がることもあるのです。

・衛生管理者取得の希望者に対してセミナーを行なう企業

衛生管理者の資格は企業側にもメリットがあることから、資格取得希望者に対してセミナーなどの資格取得のためのサポートを行なっている企業もあります。
衛生管理者の資格取得者を管理職候補として扱う企業もあることから、キャリアアップのためには非常に有効な資格です。

■仕事をしながら資格を取得するという難しさ

・働きながら資格取得をする

様々な業種の企業で需要のある衛生管理者ですが、資格の申請の際に「事業者証明書」が必要であることから、“基本的に仕事をしながらの資格取得”というのが前提になります。
仕事をしながら資格取得を目指すということが、衛生管理者の資格取得に対して最も高いハードルといって過言ではありません。
実際に資格取得を目指したが、勉強の時間を捻出できず諦めてしまうというということも多く、「如何に効率的な受験対策を行なうか」が資格取得には重要です。

・時間の限られた社会人には効率的な試験対策が必要

働きながら資格を取得しなければならないということから、衛生管理者試験は“効率的な試験対策”が大切です。
効率的に受験対策を行なうためには、“独学よりも資格取得講座を利用する”ということも検討する必要があります。
衛生管理者の資格取得講座を選ぶ際には、“教材の完成度やクオリティ”、“資格取得保証”などを総合的に判断して選び資格取得を目指しましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、一定以上の事業場に選任が義務付けられている資格『衛生管理者』についてご紹介しました。
一定以上の規模の職場では、法律によって衛生管理者の任命が義務付けられており、衛生管理者資格は企業でも非常に重視されている資格の一つです。
就職や転職を有利に進めるためにも、ぜひ資格取得を考えてみてはいかがでしょうか?