国家資格の中で取りやすい資格にはどんなものがある?

国家資格とは、取得すると「資格保持者にはこの仕事をする能力が十分にある」と国のお墨付きが与えられる資格です。
医師や弁護士など取得するのに時間とお金がかかるものもありますが、独学で取得できるものもあります。
そこで今回は取得しやすい国家資格についてご紹介しましょう。
「すぐ取れる国家資格なんてあまり意味がないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし国家資格ならばすぐ取れるものでも、就職や転職の際に役立つものが多いでしょう。
また、取りやすい資格から取っていって徐々に難しい資格にチャレンジするのもおすすめです。
この記事を読めば、挑戦しやすい国家資格のヒントがつかめるかもしれませんよ。

目次

  1. 国家資格の難易度とは?
  2. 取得しやすい国家資格を取るメリットとは?
  3. 取得しやすい国家資格の勉強法とは?
  4. おわりに

1.国家資格の難易度とは?

この項では、国家資格の難易度や受験資格についてご紹介します。
国家資格によってどのような違いがあるのでしょうか?

1-1.難関国家資格とは?

難関国家資格とは医師や弁護士に代表される、取得するのに時間とお金がかかる資格のことです。
特に医師や弁護士は国家試験自体が難しいうえ、大学で必要な単位を取得しなければ受験資格を得られません。
また税理士のように大学で単位を取得する他にも、法律事務所や会計事務所で勤務経験があれば受けられる資格もあります。
さらに公認会計士のように誰でも受験できるものの、試験が難しいうえに研修などを含めると資格取得に最低5年はかかる資格も難関国家資格と言えるでしょう。
このような難関国家資格は、取得するだけで社会的なステータスを獲得できます。
独立開業することも可能ですし、企業のほうから「うちに働きに来てください」と誘われることもあるでしょう。

1-2.取得しやすい国家資格とは?

取得しやすい国家資格には、

  • 学歴、職歴が不問で受験できる
  • 独学で勉強しても合格できる
  • 試験回数が多く、1年に複数回受験できる
  • より上位資格への受験資格を得られる

などの特徴があります。
具体例をあげると危険物取扱者や、衛生管理者などです。
危険物取扱者はご存知の方も多いと思いますが、学歴や職歴を問わずに受験できます。
衛生管理者は職歴が必要ですが、試験回数が月に2~3回と国家資格の中では飛びぬけて多いです。
また、衛生管理者は1種と2種があります。2種の方が取得が簡単で、取っておけば第1種衛生管理者に挑戦する際は、受験科目が免除になるのです。
たとえ試験の難易度が難しくても、独学での勉強が可能で何度か挑戦すればコツをつかんで合格できるという資格は取得しやすいと言えるでしょう。

2.取得しやすい国家資格を取るメリットとは?

では、取得しやすい国家資格を取るメリットはなんでしょうか?
この項ではそれをご紹介します。

2-1.転職や就職に有利

難易度は低くても国家資格を取得すれば、履歴書に記載が可能です。
また衛生管理者や危険物取扱者のように、一定の条件を備えた職場では必ず雇い入れておかなければならない資格もあります。
つまり、難易度にそれほど関係なく必要とされることが多いのです。

2-2.自信がつく

国家資格を取得できたということは、それだけの実力が自分にあるということです。
学生のころとは違い、社会人になるとなかなか自分の実力を客観的に証明する機会には恵まれません。
また、国家資格を取得していると自分をアピールする材料にもなるでしょう。
無資格な人と比べて出世のスピードも速まるかもしれません。

2-3.さらに上の資格にチャレンジできる

取得しやすい国家資格の場合は、さらに上位資格が設定されているものも多いです。
危険物取扱者は、甲種、乙種、丙種の3種類があり乙種を何種類か取得すると、すべての危険物を取り扱える甲種の受験資格を得られます。第2種衛生管理者の上位資格は第1種衛生管理者です。
第2種衛生管理者は限られた職場の衛生管理しか行えませんが、第1種衛生管理者の資格を取得するとすべての職場の衛生管理を行えます。
最初から難関国家資格にチャレンジをすると、不合格続きでやる気が失われてしまうこともあるでしょう。
しかし段階を踏んで資格をステップアップさせていくことができれば、モチベーションを維持しやすいのです。
また取得している資格の上位資格を取りたいという場合は、会社が補助金を給付してくれるところもあります。
そういうものがある場合は、積極的に利用してみましょう。

3.取得しやすい国家資格の勉強法とは?

では最後に、取得しやすい国家資格の勉強法についてご説明していきます。
取得しやすいといっても、勉強せずに合格できるほど甘いものではありません。

3-1.勉強方法はどうしたらいいの?

難関国家資格の場合は、専門の予備校があるものもあります。
しかし取得しやすい国家資格の勉強は独学か、通信教育というケースが多いでしょう。
書店に行くと資格取得のための参考書がずらりと並んでいます。
受験者数の多い危険物取扱者や、衛生管理者は特に種類が豊富でしょう。
自分に合った参考書や過去問題集を買い求め、コツコツ勉強していくことが、合格への早道です。
通信教育の場合は模擬テストがあり、回答して送付すると添削されて返ってきます。
行政書士など記述式の問題がある場合は、独学ではコツをつかむことが難しいでしょう。
そんな時に通信教育の添削はありがたいです。
また、全く知識のない状態から勉強を始める場合は、基本的な知識の理解からスタートしなければなりません。
質問ができる通信教育の方が効果が出やすい場合もあるでしょう。
今はDVDで視聴ができる講義式の参考書もあります。
いろいろと検討をしてみて、自分に最も合ったものを選び、繰り返し解きましょう。

3-2.隙間時間をうまく使おう

社会人が国家資格を取得したい場合、受験勉強の時間の確保に悩む方も多いでしょう。
平日は仕事がありますし、土日も用事が入っている場合は学生のようにまとまった勉強時間を確保するのが難しいです。
その場合は隙間時間を大切にしましょう。
通勤時間や昼休みの時間などにも勉強すれば、試験日までに範囲をカバーできます。
たとえ1回10分の勉強でも、6回繰り返せば1時間勉強したのと同じことです。
10分あれば法令などを1つ覚えられますし、過去問題も1問くらいは解けるかもしれません。
また、集中すればだらだら勉強するよりも成果が上がるでしょう。

4.おわりに

いかがでしたか。今回は取得が簡単な国家資格についてご紹介しました。
まとめると

  • 国家資格は取得しやすいものでも持っていれば就職や転職に有利
  • 国家資格を取得すれば自信がつき、更なる上位資格に挑戦するモチベーションになる
  • 勉強法は独学か通信教育が主流という資格も多い

ということです。
どうせ取得するなら難関国家資格をと思う方もいるかもしれません。
しかし30代から勉強を始めると、取得するころには40代になっていたということも珍しくないでしょう。
いくら資格があるとはいえ、40代の転職は難しいものがあります。
それならば、簡単な国家資格を取りながら難関資格取得へとステップアップしていったほうが、出世にもつながるでしょう。
それに国家資格にも向き不向きがあります。
難関国家資格が必要な仕事が自分にとって向いていなければ、資格の持ち腐れになります。
自分に向いている仕事の中で役立つ国家資格を取りましょう。