衛生管理者試験の合格に必要な勉強時間はどのぐらい?

資格を取得される際に多くの方が気にされるのは、難易度と合格するために必要な勉強時間ではないでしょうか?
まず、結論から申し上げます。
書店で販売されている過去問題集を使った場合、早い方で第一種では一日2時間の学習で3か月~4か月程度。

第二種では同様の学習時間で2、3か月程度です。 
ただ、ここには、落とし穴があります。
単純に学習時間さえ確保すれば合格するのでしたらみなさん資格取得に苦労されないわけです。
他の国家資格もそうですが、合格まで必要な勉強時間というのは実はあまり参考になりません。
司法試験が分かりやすい例で、何年も受からないかたもいれば、一年の猛勉強で合格される強者もいるわけです。

独学の落とし穴とは?

ではどのような落とし穴があるのか?
一番多いのは途中で学習が嫌になって投げ出してしまうタイプです。

過去問題集を繰り返しやれば合格するよといわれて続けてみたものの実はこれが結構苦痛なのです。
会社からの業務命令で取得するように言われることが多く、上司のアドバイスにそって学習をはじめたものの・・・面白くない・・・
衛生管理者の試験の特徴として、文系理系の両方の学習範囲を非常に広く学習します。

理系の人が学習するような専門的な化学物質用語がでてきたり、文系の人が好きそうな法律系の内容がでてきたり。
つまり文系の人にとっても理系の人にとっても面白くない内容が少なからず出てきます。
これがまず大きな特徴です。
すると、単純に真正面から学習にとりかかると、途中で嫌になります。

考えてみてください。
確かに過去問題を繰り返し繰り返し何度も学習すれば合格できるようになるでしょう。
でも衛生管理者に関する知識が全くない状態で過去問題に取り組むというのは、すべてが新しいことですから、問題文も含めて暗記しなければならないのです。
ですので、ちょっと問題文を変えられると、とたんに分からなくなるのです。

このような勉強が嫌になる要素がふんだんにあるので、独学で学習を開始⇒途中で嫌になって一旦勉強をやめる⇒でも資格を取得しなければならないから学習を再開⇒いやになって中断⇒何とか再開⇒合格

このような流れで実際には合格される方が多いので、通常半年ぐらいかかります。

お金の代わりに時間と手間をかけられる方は独学でよいと思います。
私のようなせっかちで楽をしたい人間にとってはあり得ない選択ですが。

通信教育を選択する時の注意点

さて、衛生管理者の通信教育はいくつかありますが、最も有名なのは○ーキ○ンでしょう。
ただ、○ーキ○ンというのは広告宣伝に一番お金をかけているので、受講料がものすごく高いのが特徴です。
学習期間をみると4~6か月となっております。

これなら、書店で販売されている書籍による独学と変わらないわけです。
よって、○ーキ○ンで学習をされるぐらいなら、私としては書籍による学習をおすすめいたします。
高ければ教材がよいというのは、誤りです。どこにお金が使われているのかを見極めなくてはなりません。
みなさんは、○ーキ○ンの戦略に騙されないようにしてください。

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