衛生管理者試験、前日までのスケジュールの立て方は? おすすめを解説!
衛生管理者は、有資格者を求める職場がたくさんある人気の資格です。資格取得を目指し、勉強に励んでいる人もいるでしょう。衛生管理者の資格試験は1か月に1回以上行われるため、挑戦しやすいのも特徴です。さて、受験生の中には「試験日前日をどう過ごすか」と悩む人もいるでしょう。
今回は、試験勉強のスケジュールの立て方や前日の過ごし方などを紹介します。
この記事を読めば、衛生管理者試験の効率的な勉強方法も分かるでしょう。衛生管理者の資格取得を目指している人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.衛生管理者試験のスケジュール管理について
はじめに、衛生管理者試験の対策スケジュールの一例や、スケジュールを立てる大切さを紹介しましょう。
1-1.効率的に勉強するためには計画が大切
前述したように、衛生管理者試験は最低でも1か月に1度、場所によっては1か月に複数回実施されます。そのため、「受験しよう」と決意したら、2週間~1か月以内には受験が可能です。挑戦しやすい一方で、「試験日まで試験範囲の勉強が終わらなかった」と後悔する人も珍しくありません。限られた時間内で試験範囲内の勉強を終わらせようとする場合、勉強前に計画を立てることが大切です。
1-2.スケジュールの立て方の一例:1か月以上時間をかけて勉強する場合
勉強のスケジュールは、勉強できる時間や日数によって変わっていきます。衛生管理者の試験は、選択式の学科試験なので勉強は暗記が中心です。また、過去問から似たような問題が出る可能性も高いので参考書を読んで内容を暗記し、過去問を解いて知識が身についたかどうかを確認することが、勉強の基本となります。
時間に余裕がある場合は、参考書を読み、過去問を解くという順番で行いましょう。毎日読む参考書のページ数や、解く問題数を決めておくといいですね。
また、参考書を1度全部読んでから問題を解いてみる、という方法でもいいでしょう。試験が近くなったら、実際の試験時間に合わせて過去問を解き、間違えたところを再復習してください。問題数を多く解くほど合格する可能御制が高くなります。
1-3.スケジュールの立て方:勉強期間が短いとき
勉強の期間が数日~2週間くらいしかない場合、参考書を読まずに過去問を解きます。最初はほとんど解けなくてもかまいません。間違った問題の解説を読んで、知識を身につけます。解説を読んでも理解できないときは、参考書の該当箇所を確認しましょう。そうすれば、身についていない知識が分かり、勉強が同時にできます。
過去問をできるだけたくさん解けば、短期間でも合格に近い知識が身につくでしょう。また、1日に1時間以上勉強できる時間を確保します。通勤時間や昼休み、就寝前など隙間時間を利用し、ながら勉強をする習慣をつけてください。
2.衛生管理者試験の前日までに勉強を終わらせる
衛生管理者試験の勉強は、前日までにほぼ終わらせておきましょう。衛生管理者試験の合格率は第一種で45~50%、第二種で50~55%と国家試験の中では比較的高いのですが、一夜漬けの勉強で合格できるほど易しい試験ではありません。
どうしても勉強が終わらなかった場合は、点数配分が高い分野を中心に勉強してください。また、前日までに試験会場までのアクセス方法と会場に到着するまでの時間を調べておきましょう。
3.衛生管理者試験前日の過ごし方
この項では、合格率が上がる可能性がある試験前日の過ごし方を紹介します。
3-1.最後のおさらいはできなかった問題を中心に行う
衛生管理者試験の勉強は、正解率が低い問題を中心に行いましょう。すべての問題が平均的な正解率である場合は、配点率が高い分野を中心に復習します。ただし、あまり夜遅くまで勉強してはいけません。睡眠時間はしっかり確保してください。
3-2.会場までのアクセスや周囲の店を確認する
衛生管理者試験は、全国の全国各地の安全衛生技術センターで行われます。前日に会場近くに泊まる場合は、下見をしてもいいでしょう。また、周辺にどんな店舗があるか確認してください。試験前に落ちつける場所が見つかるかもしれません。
3-3.筆記具や受験票を確認する
衛生管理者試験は、鉛筆や消しゴムのような筆記用具・電卓(関数電卓は不可)・定規が持ち込めます。また、受験票も大切です。筆記用具は会場によっては借りることが可能ですが、しっかりと確認してください。
4.衛生管理者の試験や勉強方法について
この項では、衛生管理者試験の概要や、効率的な勉強方法を紹介しましょう。
4-1.衛生管理者試験には受験資格が必要
衛生管理者の試験は、一種も二種も一定の実務経験が必要です。実務経験の期間は学歴によって異なるので、まずは安全衛生技術試験協会のサイトで確認してください。なお、薬剤師・保健師・医師などの資格を持っていれば、最寄りの労働基準監督署に届出をするだけで、第一種衛生管理者の資格が取得できます。
4-2.試験は3科目の学科試験
衛生管理者の試験科目は、
- 労働衛生
- 関係法令
- 労働生理
の3科目です。一種も二種も科目数は変わりません。ただし、第一種は有害業務に関する労働衛生や法令が問題に含まれるので、勉強する範囲が広くなります。
ちなみに、第二種の資格保持者が第一種を受験する際は労働生理の試験が免除され、労働衛生・関係法令では有害業務に関する問題だけになるので、より合格しやすくなるでしょう(特例第一種衛生管理者試験)。
5.衛生管理者試験に関するよくある質問
この項では、衛生管理者試験に関する質問を紹介します。
Q.衛生管理者試験は、受験者募集の締めきりが早くなることがあると聞きました。
A.はい。会場がいっぱいになると募集期間中であっても申し込みができなくなります。土日の試験日は人気なので、早めに申し込みましょう。
Q.衛生管理者試験は、1日がかりの試験ですか?
A.いいえ。13時30分~16時30分までの3時間となります。
Q.衛生管理者試験を受ける際、移動時間は何時間までが限度でしょうか?
A.試験に間に合うように会場に到着すればいいので、大阪から東京まで日帰りで試験を受けることも可能です。ただし、長時間の異動は天候不順等で交通機関が動かなくなると大変なので、移動に3時間以上かかるならばホテルを取りましょう。
Q.衛生管理者試験は、1か月に何度も受けてもかまいませんか?
A.はい。大丈夫です。
Q.衛生管理者試験の申し込みは電子申請可能でしょうか?
A.いいえ。電子申請は不可です。
まとめ
今回は、衛生管理者試験の勉強スケジュールの立て方や、前日までにしておくこと、前日に確認しておくことなどを紹介しました。余裕を持って試験に臨めるよう、試験範囲の勉強は前日までに終わらせておきましょう。