資格試験を控えている人は必見！ 効率よく暗記する方法やコツについて

1．効率よく暗記するコツ

「もっと暗記力があったら…」と思うときは誰だってありますよね。
もとから暗記が得意な人もいますが、暗記力は自分のやり方しだいで効率よくできるものなのです。
効率よく暗記するコツを資格試験の前にマスターしておきましょう。

1‐1．短時間で何度も繰り返す

あなたはどのような方法で必要な記号や用語を覚えていますか？
紙に何度も書いて覚える人、カードをつくって暗記する人もいるでしょう。
人それぞれ自分に合った方法で暗記をしていますが、最も効率的なのは「短時間で何度も繰り返す」暗記法です。
たとえば、「試験」と言う文字を覚えるとします。
試験、試験、試験、試験…と何度も書くのではなく、1つの単語にかける時間を少なくするのです。
試験と言う文字を1回だけ書いた後、数時間後に再び書くと言うようなやり方になります。
つまり、繰り返す「時間」を減らし、繰り返す「回数」を増やしたほうがよいのです。
今まで同じ単語ばかり繰り返していた人はぜひやり方を変えてみてくださいね。

1‐2．書くだけではなく「声に出して読む」

暗記＝書くことだと決めつけていませんか？
暗記は書くだけでなく、声に出して読むと効率的に暗記できますよ。
暗記は脳に植えつけることが何よりも大切です。
文字を書き続けても脳が覚えてくれなければ意味がありません。
声に出して読むと「五感」が働くと言われています。
五感は脳に深く植えつけることができ、暗記力が効率的によくなるのです。
話すと脳が働くので一石二鳥になるでしょう。
さすがに図書館や学習室では目立ってしまうので、自室などで勉強するときに声を出して読んでください。

1‐3．体を動かしながら暗記する

効率よく暗記する方法には、体を動かしながら暗記するやり方があります。
プロのミュージカル俳優がセリフを覚えているときも結構体を動かしているのです。
体を動かしながらチェックしたほうが覚えがよいと知っているからやっています。
なぜなら体を動かすと脳にほどよい刺激を与えることができるのです。
脳に刺激を与えることで、口にした言葉を脳は覚えやすくなります。
学習効果があがることは間違いありませんよ。
体を動かす＝激しい運動だと思ってしまいますが、決してそのようなことはないので安心してください。
部屋を行き来する、背伸びをする、ストレッチをするなど簡単な動作でよいのです。
ほどよいストレッチをしながら暗記をしてくださいね。

2．生活習慣におけるポイント

2‐1．最低でも睡眠時間は6～7時間半確保する

資格試験が近づくにつれ夜更かしをするのはNGです。夜更かしが続けば続くほど頭がまわらなくなってしまいます。勉強しても脳が暗記をしようとはしないのです。
暗記は「睡眠」と深い関係を持っていますよ。
脳は睡眠中に1日の整理を頭の中でしているのです。
覚えたことをさらに脳の奥へと睡眠中に記録しています。
そのため、テスト前などの徹夜づけは逆効果ですよ。
効率的な暗記をするために最低でも6～7時間半睡眠をとってください。
ただし、あくまで人によって睡眠時間は異なります。
6～7時間半が脳科学者における研究結果からベストだとわかりました。
しかし、足りない人もいるでしょう。自分のベストな睡眠時間を把握して勉強に役立ててください。

2‐2．栄養バランスの整った食事をとる

暗記と生活習慣は大きく関係しています。
効率よく暗記するためにも規則正しい生活習慣を続けていかなければなりません。
「睡眠」ももちろん大切ですが、「食事」も同じほど大切です。
食事からは脳が働くための栄養を吸収します。
食事からきちんと栄養を補充しなければ、効率よく暗記できません。
ビタミン・ミネラル・たんぱく質とバランスのよい食事を心がけていきましょう。
そして、同じく記憶力を高める成分を摂取してください。
イワシなどの青魚に入っているDHAやグルタミン、ピログルタミン酸、野菜、果物などがおすすめですよ。
記憶力を高める成分を積極的に摂取してくださいね。
食生活が乱れている人は注意しながら改善していきましょう。

3．集中力を高める方法

3‐1．集中・休憩時間をうまく利用する

暗記をしても集中力がなければ覚えません。
そこで、集中する時間と休憩時間を上手に利用してください。
集中する時間を長くしなければならないと思ってしまいますが、休憩時間も大切なのです。
しっかり休憩してきちんと集中する、以上の繰り返しで暗記をしましょう。
人それぞれ集中できる時間は異なりますが、30分が目安です。
30分間しっかり集中して休憩は15分にしましょう。
30分暗記→15分休憩→30分暗記と繰り返してください。
「短いのに暗記できるの？」と不安になりますが、決して不安に思う必要はありません。
30分間しっかり集中すれば、しっかり脳に記録できるのです。
ぜひ上手に時間を利用してくださいね。
そして、休憩時間はできるだけ体を動かしましょう。

3‐2．仮眠を上手にとる

集中力を高める方法はほかにもたくさんあります。
最近では中休みに仮眠を導入している学校が増えてきました。
睡眠不足のまま授業を受けても効率が悪いと考えたからです。
そのため、仮眠を数分間とることで集中力を高めています。
実際に、仮眠を導入したことで学習能力は向上しているのです。
そこで、資格試験前の勉強にも「仮眠」を上手に利用していきましょう。
睡眠時間を確保していても眠たいときは、仮眠を15分ほどとってください。
ベッドで眠ってしまうとそのまま寝入ってしまうので机の上に突っ伏して寝るのがおすすめですよ。
ただし、机の上に何もない状態で寝てくださいね。
仮眠を上手にとっていけば、たったの15分でも集中力を高めることができます。
自分でできることから少しずつ始めていきましょう。

4．まとめ

効率よく暗記するコツや生活習慣におけるポイント、集中力を高める方法について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
暗記がうまくできない、なかなか集中できない人におすすめしたい方法ばかりです。
ただし、人によって合う合わないがあるのでさまざまな方法を試さなければなりません。
いろいろな方法を試しながら自分に合った方法を見つけてくださいね。

• 短時間で何度も繰り返す
• 書くだけではなく「声に出して読む」
• 体を動かしながら暗記する
• 最低でも睡眠時間は6時間～7時間半確保する
• 栄養バランスの整った食事をとる
• 集中、休憩時間をうまく利用する
• 仮眠を上手にとる

以上のポイントはぜひ押さえてくださいね。
基本的な生活習慣を規則正しく続けながら、効率よい暗記を続けていきましょう。
資格試験をパスするため、できるだけ毎日少しでも勉強することが大切です。
毎日たったの30分でもよいので目標を立てて勉強してくださいね。
2週間で参考書1冊クリアするなど、目標を立てることも大切になりますよ。